この連載では、海外生活の経験を持ち、現在はバイリンガル子育てをしている英会話講師が、日常でよく使われる英語表現をクイズ形式で紹介しています。今回のテーマは、日本語でよく使う「そういえば」という便利なフレーズです。会話の中で話題を変えたり、ふと思い出したことを伝えたりするときに欠かせない表現ですが、英語ではどのように言えばよいのでしょうか。
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「そういえば」に対応する英語表現とは?
英語で「そういえば」と言いたいときによく使われるのが、「Speaking of which」というフレーズです。この表現は、直前の話題に関連づけて新しい話題を持ち出すときに使われます。
ポイントは、「witch(魔女)」ではなく、「which(どちら)」を使うことです。発音は同じですが、意味はまったく異なるため注意しましょう。
「Speaking of which」は、すでに出ている話題から自然に話を広げるときにとても便利な表現で、ネイティブも日常会話でよく使っています。
「Speaking of which」のニュアンス
このフレーズは、「今話していることに関連して言うと」や「その話で思い出したけど」といったニュアンスを持っています。日本語の「そういえば」にかなり近い感覚で使うことができます。
特に、会話の流れを自然に保ちながら話題を切り替えたいときに役立ちます。いきなり新しい話題を出すのではなく、前の話とつなげることで、よりスムーズで自然な英会話になります。
例文で使い方を確認しよう
実際の会話でどのように使われるのか、いくつかの例文を見てみましょう。
I just finished a great mystery novel. Speaking of which, have you read any good books lately?
ちょうど面白いミステリー小説を読み終えたんだ。そういえば、最近いい本読んだ?
この例では、「本」という共通の話題をきっかけに、新しい質問へと自然につなげています。
We were talking about the party last night. Speaking of which, did you get home safely?
昨日のパーティーの話をしてたんだよ。そういえば、ちゃんと無事に帰れた?
ここでは「パーティー」という話題から、「帰宅できたかどうか」という関連する話題へとスムーズに移っています。
Speaking of which, you got a new phone, right? I’ve been thinking about getting a new phone.
そういえば、新しいスマホ買ったんでしょ?私も新しいのを買おうか考えてるんだ。
このように、「Speaking of which」は会話の途中で自然に差し込むことができる便利な表現です。
「Speaking of that」との違いは?
似た表現として「Speaking of that」もあります。こちらも「そういえば」に近い意味で使われますが、ニュアンスに少し違いがあります。
「Speaking of that」は、より直接的に「その話題について言うと」という意味になります。一方で、「Speaking of which」は少し柔らかく、会話の流れを自然につなぐ印象があります。
日常会話では「Speaking of which」の方がより自然でよく使われる傾向があります。
カジュアルな言い方も覚えておこう
英語には「そういえば」に近いカジュアルな表現もいくつかあります。例えば、「By the way」もよく使われますが、こちらは少し話題を変えるニュアンスが強く、「ところで」という意味に近いです。
一方で「Speaking of which」は、完全に話題を変えるというよりは、関連する話題へとつなげるときに適しています。
そのため、会話の流れを大切にしたい場合は「Speaking of which」を使うと、より自然な印象になります。
会話をスムーズにする便利なフレーズ
英会話では、単語や文法だけでなく、こうした「つなぎ言葉(ディスコースマーカー)」がとても重要です。「Speaking of which」のような表現を使うことで、会話がよりスムーズになり、ネイティブらしい自然な話し方に近づきます。
また、こうしたフレーズを使えるようになると、自分の言いたいことを無理なく表現できるようになり、会話の幅も広がります。
まとめ
日本語の「そういえば」は、英語では「Speaking of which」と表現することができます。このフレーズは、前の話題に関連づけて新しい話題を出すときに使われ、会話を自然につなぐ役割を持っています。
「By the way」とは少しニュアンスが異なり、「Speaking of which」は関連性のある話題を広げるときに適しています。
日常会話でとても使いやすい表現なので、ぜひ実際の会話の中で積極的に使ってみてください。こうした小さなフレーズを身につけることで、英語でのコミュニケーションがよりスムーズで楽しいものになります。





